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英語のひとくちメモ

21. ambulance-chaser は交通事故を商売の種にする「悪徳弁護士」のことで、救急車のあとを追いかけることから生まれた表現。このほか職業別の悪名には、quack (ヤブ医者)、gypsy cab (白タク)、scalper (ダフ屋)、pusher (麻薬密売人)、mad scientist (常軌を逸した科学者) などがある。

22. drugstore は drug (薬)+store (店) だが「薬局」とは異なり、スーパーマーケットのように、over-the-counter drugs (処方せんのいらない医薬品) のほか、文房具や化粧品、日用雑貨が売られている。通例、店の奥にあるのが pharmacy で、医師から出た処方せんによる薬はここで購入する。

23. インターネットで Web page を表示するためのソフト browser の本来の意味は「草を食べる牛」で、動詞 browse は家畜が「若葉などを食べる」。さらに「手当たり次第に」というニュアンスが加わり、browse through a book (本を拾い読みする) という表現も生まれた。店で商品を見るのも browse。

24. はずかしい経験をしたときに言う「穴があったら入りたい」は、I was so embarrassed that I felt like crawling under the floor. (床の下を這いたい気分だった) のように表現する。このほか、under the table、under the rug や fall through a hole in the floor if there had been one も使える。

25. whopping は「とてつもなく大きい」の意味の形容詞で whopping lie=大うそ。whopper は「途方もなく大きい」という意味があり、日本市場から撤退してしまったハンバーガーチェーン店 Burger King のウリは大きいサイズのハンバーガーで Whopper という名称で呼ばれた。

26. rain or shine (雨だろうが照ろうが)、right or wrong、off and on (時々)、now and then (時折)、up and down (上下に、あちこち) …は対になっている語からなる例。up and down は坂道や階段のようなところに限らず、平らなところでも walk up and down the street のように使われる

27. 犬の「プードル (poodle)」は英口語で「人の手先、こびへつらう人」の意味があり、be someone's poodle の形で使われる。ブレア英首相は、ブッシュ米大統領の対イラク政策を無条件で支持していることから、Blair has been labeled "Bush's poodle." のようにロイター電が伝えていた。

28. purse は米英語で女性のハンドバックのこと。男性の財布は wallet。purse がニュース英語で使われると、「資金、財源」のほか「寄付金」の意味になる。national purse なら「国庫」、raise a purse for... は「…のために寄付金を集める」。live within oneユs purse=収入の範囲内で生活する。

29. butterfly は蝶がバターを盗むという民間伝承から生まれた。butterfly はegg ⇒ larva (幼虫) ⇒ pupa (さなぎ) ⇒ adult (成虫) の順で成長し、「変態」=metamorphosis。また、蝶は花から花へ飛び移ることから、party というと必ず現れる、陽気で社交的な女性を social butterfly と呼ぶ。

30. An optimist looks at the glass half-filled with beer and says itユs half full. A pessimist looking at the same glass says it's half empty. (楽天主義者はビールが半分残っているグラスを見て半分あると言い、悲観主義者はもう半分しかないと言う) は optimist と pessimist をネタにしたジョーク

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