英語のひとくちメモ
11. slay は kill
の遠回しな言い方として新聞で用いられることが多く、slay
- slew - slain と変化する。見出しで、3 Slain in 5-Car Crash
とあれば「5台の玉突き事故 (multiple-collision accident = pileup)
で3人死亡」の意味。ちなみに slay は sleigh (馬車ぞり)
と同じ発音。
12. bright (明るい) は a room bright with sunshine (日当たりのよい部屋)
や bright outlook (明るい前途)
のように「物理的に」または「未来が」明るいという場合に使い、「性格」には
She is very cheerful. のように言う。a bright student のようにbright
を人に使うと「頭がいい」の意味になる。
13. 「リストラ」は「re- (再び)+structure (構築する)」の意味で
streamline という遠回しな表現もある。downsizing (人員削減)、get
rid of some dead weight / trimming of excess fat (ぜい肉の切り落とし)、cutback
on hiring (採用抑制)、hiring freeze (採用凍結) などが含まれる
14. trip(旅行)は観光旅行には take a trip、仕事での出張には
make a trip
が一般的に使われる。また、家の中でのちょっとした移動にも使われ、テレビを見ていてコマーシャルの間にトイレに行く場合に、I'll
take a trip to the bathroom during the commercial break.
と言ったりする。
15. What does he look like? (彼はどんな人ですか)
は外見を尋ねる表現で、What is he like?
は外見にも性格にも使える。What+be... like?
は説明を求めるための表現として、人以外にも、What was the
exam like? (試験はどうだった)、What was the weather like? (天候はどうだった)
のように使える。
16. cabbage
は1個まるごとのキャベツを意味するときは可算名詞で複数の
-s が付き、単数なら a が付く。従って数えるときは two heads
of cabbage より two cabbages
の方が自然。ただし千切りにして、食べ物として出すときは不可算名詞で、Would
you like more cabbage? のように言う。
17. mission school
はキリスト教団体が伝道布教のために設立した学校のこと。日本語で言う「ミッション系」とはキリスト教系の学校のことなので、Christian
school (college, university) 。「A 大学付属 B
高校」は「提携した」の affiliate を使って、B High School
affiliated with A University。
18. 30 yen に対して 30 dollars
のように単位が「円」のときは -s が付かず、「ドル」には
-s が付く。韓国の won、中国の yuan、ベトナムの dong も -s
なしなのに対し、欧米通貨とその系統の通貨は、francs (フランス)、pesos
(中南米)、guilders (オランダ)、rupees (インド、パキスタン)
のように -s が付く。
19. work for a trading company
は正しいが、常に「〜で働く」=work for とは限らない。for
のあとには会社名や職場の責任者名が来て、「横浜支店
(Yokohama branch)」のような勤務場所には at / in を使う。Who do
you work for? は会社名を、Where do you work?
はその所在地を聞く言い方。
20. 「答を間違えて (恥ずかしさから)
頭をかいた」を He scratched his head when he gave a wrong answer.
と訳しても文法的には正しいが、意図するところは伝わらない。英語圏の頭をかく動作は悩んでいる様子に使われ、照れ隠しであることを表現するには、head
のあとにin embarrassment が必要。
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